流星お姉さん

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 僕が同じようにガラ玉を落とすと、アルミはハンマーの頭を下に向けたので、見様見真似で僕もハンマーを同じように下へ向ける。  アルミのタイミングに合わせて、握ったハンマーを下へ落として、ガラ玉を鉄球で砕いた。  ガラ玉は火花を散らして破裂、静電気のようなヒリつきがハンマーに伝わると、火花が鉄球を包んだ。  次の指示でアルミが急かす。 「早く! なんでもいいから、ハンマーに乗って!」 「ハンマーに乗る? ど、どうやって?」  アルミはハンマーを手から離すと、ハンマーは倒れて斜めを向いて静止。  そのハンマーの棒にアルミがジャンプして、両足を器用に乗せるとハンマーは、ロケットのように飛び跳ねた。 「ア、アルミ!?」  チュチュのようなスカートをなびかせる彼女に、僕は置いていかれると思い、慌ててハンマーに乗る。  アルミのように立ち上がることができなくて、ハンマーから振り落とされた。 「わぁ!? 難しいよ」  ハンマーの棒が、首を降るように左右に揺れて震動。  早くしないとハンマーだけ飛んでっちゃう。  僕はハンマーの棒に手足を伸ばして、芋虫みたいにしがみつく。 「うわぁぁぁあああ!?」  ロケットに変わったハンマーは、そのままスタート。      
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