TRINITY☆DOG

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 今朝も時間ぴったりの集合。  お互いの家が向かい合っているので、俺も彼女もエントランスを出ればご対面だ。  煌めく陽光を反射して、小雪がキラキラと舞っている。だけど、これくらいなら大丈夫だろう。  俺はいつもと変わらない調子で彼女に声をかけた。 「おはよ、ルナ。寒みーな。雪降ってるし。どうする学校? このくらいならまだバイクで行けそうだけど?」 「おはよ! 確かに寒いね。……今日はバスで行こうよ。遅くなるけど、まあ、なんとかなるでしょう?」  ルナもいつもと同じ笑顔で答える。  バイクなら、ルナと二人乗りして、ゆっくり走っても二十分で学校に着くが、バスだともう少しかかる。  まあ、ルナは最初からバスで行くつもりだったのだろう。  普段はヘルメットをかぶるために髪をおろしているが、今朝はしっかりと髪を結い、リボンをつけてオシャレをしていた。  これはこれで似合っているし、可愛いとも思う。でも俺はバイクの密着感のほうが好きだった。  俺はそんなことを思いながら、ふとルナが手にしているモノに気づいた。 「それホットドッグ? まさか歩き食いするつもり?」 「アハハ、まーいいじゃない。すぐに食べ終わるから気にしないで」     
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