血飛沫の開幕 未完成な愛液

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 遮った人差し指をそのまま彼の口の中へ忍ばせた。  ぬるっと生暖かい唾液が小町沙織の人差し指を濡らし、彼女をぞくっと小刻みに濡れた裸を震わせ、豊満な左右の胸を上下にわずかに揺らした。  それを見逃さなかった小町大輔はさらに心臓の鼓動が激しさを増したことに気づいていた。  口中に入れた人差し指を抜き取り、今度は自分の口中に小町大輔の唾液の味見をした。  味はしなかったが、妙な高揚感のようなものを感じた小町沙織はにこりっと笑ってみせた。  そんな彼女の姿を見た小町大輔が動きだした。  小町沙織の豊満な胸の一部に手を添えた。むにゅっとこの世の中で一番尊い柔らかさをはじめて経験した彼はすかさず、残された手でもうひとつの彼女の真似を力を強め添えては揉んでみた。  すると手そのものを飲み込むような柔らかいのに奥から弾きだすようなバネがある。その触った感触はなんとも表現しがたい興奮が小町大輔の頭のてっぺんから爪先まで電気みたいに駆け巡った。  そうなったら正常でいられない。  あとは本能のまま小町大輔は手を動かし、何度も激しく小町沙織の豊満な胸を揉みまくる。  小町沙織から小さなほのかな色っぽい声と桃色の吐息をこぼし、抵抗なく小町大輔の愛撫を受け入れていた。     
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