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B「なぁ、さっきから何食べてんのソレ?」
A「あっ、コレ?ホットドッグっていうパンにソーセージを挟んだ食べ物みたい!すっごいよねー人間て!こんな美味しい物を簡単に作れちゃうなんて!」
B「そうなんだ。割とデカいもんな、ソレ。確かにすげぇよな、人間て。」
A「それよりさ、私もさっきから気になってたんだけど…左肩から出てるやつ、ソレ何?」
B「ん?あぁコレ?コレは木だよ、ただの木。油断してるとスグ生えてくんだよなぁ、この辺特に。ちょっと目を離したら、スグこんなに大きくなっちゃうんだから、毛玉より厄介で困ってんだよ。…ところで俺ももう一つ、さっきから気になってた事があんだけど…その背中に背負った家?どうすんの?住むの?」
A「えっ?まっさかぁァ!人間のだよ?私達には小さ過ぎて入れないけど、可愛かったからちょっと持って来ちゃった!後で庭に飾ろうかなって。ペスがオモチャにして壊さないか心配だけど…人間が作った割に意外と丈夫だし、大丈夫だよね!ていうか、今日ちょっとオーブ多くない?」
B「多いよなぁ、今日。そこら中に浮いてんもん。やっぱり後ろでやってる、核戦争が原因かなぁ?」
A「え!?アレそうなの?私、太陽だって、勝手に思い込んでた!そっかぁ、だからオーブが多いんだね。人間も飽きないよねー。」
B「ほんと勘弁して欲しいよな。俺たちにあんなの効くわけないのに。放射能が飛んでるから、かぁちゃんがコレ着けてけっ!って朝からうるさくてさぁ…。」
A「ゴーグル?イイじゃん、似合ってるよ!割と。その…カッコいいよ!…いつもより。」
B「えっ!?…あ、あぁ、ありがとう……。お、お前もさぁ…そのリボン…似合ってるよ。」
A「えっ!?ちょ…ヤダぁッ!…気付いてたの?朝から…何も言ってくれないんだもん。私、てっきり…」
B「…うん。ソレ…この前一緒に出かけた時、買ったやつだよな。その…俺が……好きだって言った柄の…。」
A「……うん。」
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