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でも、こんな准也との喧嘩も次の日まで引きづることが出来ないのが社会人と言うもので・・・。
私は慣れないペンションの仕事で准也の事も気になりはするけれど、追われるように毎日を過ごし、最後にあった日から数ヶ月が経とうとしていた。
そろそろ潮時かな・・・。
仕事が終わり、家への帰り道、ふと頭をよぎった・・・。
自然と涙が目に浮かび、泣きたくないと思った私は顔をあげて夜空を見上げた。
するとそこには大きな満月が姿を現していた。
「キレイ」
ピコン!
メールが届いた。
私はメールを確認する。
すると、准也からだった。
お別れのメールかもしれない。
メールをタップする手が震える。
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