鈴木拓真

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「父ちゃん!白い粉のセンノウってどうやったらなくなるんだ!?」 「ん?センノウをとく方法か?」 父ちゃんが首を傾げたと同時にテレビが消える。振り向くとリモコンを手にした母ちゃんがいた。 「あなた!いくらお休みだからってテレビばっかり観てないで、お風呂掃除ぐらいやってくれてもいいんじゃない?」 父ちゃんはすっかりビビって「はいはい」とお風呂に行き、リモコンをエプロンに突っ込んだ母ちゃんは台所に行ってしまった。ああ、もう!誰も頼れないなら、俺がセンノウをといてやるしかない!
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