理由を探る

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マルサーガからコルハーロ村まで北へ進むこと1時間。 メアリー「まだ着かないの~?」 ヘルメス「もうすぐのハズですが。」 と。 フェストルス「ヘルメス、あれのことですか?」 指差す先には、魔物に荒らされている村。 ロベルタ「いったい何があったか、調べるんだな?」 アドニス「えー、何があったの~?」 村へ行ってみると、いきなり地響き。 そして、巨大な魔物が現れた。 ロベルタ「荒らしていたのはベヒーモスかよ!」 フェストルス「でもおかしい。ベヒーモスはこの辺りには生息していないハズ。」 ヘルメス「取り敢えず、このことをシオドアに連絡する。お前たちは魔物を狩れ!」 ロベルタ「わかった。行くぞ!」 そして、ロベルタが剣を抜いてベヒーモスに斬りつけた。 アドニスは弓を構えた。 メアリーも魔法を詠唱する。 アドニス「青摺(あおずり)!」 メアリー「ウィンドエッジ!」 刃をまとった矢と風の刃がベヒーモスを攻撃する。 そこをフェストルスが鎌を手に飛びかかる。 フェストルス「サルガス!」 降り下ろされた鎌がベヒーモスに刺さった。 一方。 シオドア「はぁ?レオノにすらいないハズのベヒーモス!?」 ヘルメスからの連絡にシオドアが思わず声を上げる。 ドゥランゴも首をかしげる。 ヘルメス『今アドニスたちが相手している。だが、どうやらベヒーモスは1頭2頭じゃ済まされない数かも知れない。俺も今から援護に戻る。シオドアはローズが戻り次第すぐにその件の情報収集をさせろ。』 シオドア「わかった。」 そして通信機を切った。 ドゥランゴ「おい、レオノにベヒーモスがいるとはどういうことだ?」 シオドア「わかんねぇ。」 と。 ローズ「ただいま~って、あれ?2人ともどうしたの?」 シオドア「いいところにローズ!頼みがあるんだ!」 その頃、ロベルタたちは3頭目のベヒーモスを倒していた。 だがまだベヒーモスの姿が確認できる。 アドニス「これでは生存者の確認もできないね。」 ヘルメス「レオノへ逃げたか、全滅したか。」 ロベルタ「それにこの辺りにはいないというベヒーモス。生態系の異常か、或いは人為的なものか。」 メアリー「細かいことはいいから、さっさと倒すわよ!」 フェストルス「ですね。」
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