理由を探る

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一方。 ヘルメス「これで全部だな。」 どうにかベヒーモスを倒したロベルタたち。 フェストルス「生存者は地下室に隠れて無事だった14人ぐらいです。彼らから話を聞きますか?」 ヘルメス「そうだな。」 そこで。 ヘルメス「この村で何があった?」 老婆「突然巨大な魔物が出てきて、村を荒らしたんだ。私たちはすぐに地下室に隠れたけど、まさかこんなことになるなんて。」 ロベルタ「この村どころかレオノそのものにはいないハズの魔物だそうだな。」 老婆「そうなんだよ。」 アドニス「でも何でベヒーモスがココまで来たんだろ。何か変な呼び掛けがあったとかない?」 老婆「2週間くらい前だったかな。この村に白い鎧の軍隊が現れたのよ。明らかにレオノの者じゃなかったわ。」 ロベルタ「白い鎧と言ったら聖義軍か?」 ヘルメス「いや、スーノ王国の聖騎士の可能性もある。しかし、聖騎士も聖義軍も辺境の村で何をしようとしたかが問題だな。」 老婆「あいつらは、教皇への服従を求めていたわ。冗談じゃない!余所者のクセに教皇への服従だの天使信仰だのアレコレ言ってきて、従わなければ聖義に反するとか言っていたわ。」 ロベルタ「やっぱり聖義軍か。」 メアリー「じゃあ、ベヒーモスは見せしめ?」 ヘルメス「その可能性が高い。」 ロベルタ「だがおかしいな。普通ドミナの聖義軍が教皇の教えだのを広めさせるなら、近い方から片っ端にやるハズだ。マルサーガをわざと跨いでコルハーロ村に行くなんて不自然だ。それに、聖義軍がそもそもベヒーモスを連れて村へ行ったのなら、マルサーガにいる誰かに気付かれるリスクだってある。」 ヘルメス「大方、ベヒーモスを召喚する能力を持っている奴ならできなくもないな。」 老婆「あんたたちはあいつらの味方じゃないよね?」 ヘルメス「俺たちはヘレズーロという悪魔の力を借りたギャングだ。少なくとも、聖義軍の敵だ。」 老婆「だったら、あんな奴らを倒してちょうだい!レオノ王国も聖義軍の言いなりで信用できない!あんな気味の悪い連中に従うなんてどうかしてるわ!」
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