その男、ロベルタ

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そして祭りが終わる頃。 メアリー「じゃ、あたしマルサーガに帰るね。お代は明日にでも払うから。」 ロベルタ「いや、待て。夜道は危険だ。国境まで護衛する。」 メアリー「あら、サービス料もあるの?」 ロベルタ「いや、追加オプションだ。」 そして、ロベルタとメアリーがドミナ帝国の国境まで歩いていくことになった。 街を抜け、森を抜けようとした時だ。 いきなり山賊7人が現れた。 山賊「おい、そこの女を置いてけ!」 ロベルタ「断る!」 言うなりロベルタは剣を抜いた。 山賊「その女は俺たちの間では賞金首でね、捕らえたら500万モーノが手に入るんだぜ!」 ロベルタ「お前たちの間では、か。尚更ダメだな!」 そして、山賊を次々に斬り倒す。 メアリー「あたしも手伝うわ!」 と、メアリーがロッドを振った。 メアリー「ファイアボール!」 火の玉が山賊に次々に命中した。 そして7人をあっさり片付けた。 ロベルタ「こんなもん……待て。」 慌てて振り向くロベルタ。 今度は別な山賊。 ロベルタ「また狙いはメアリーかよ。おい、賞金首にされるほど何かやらかしたのか?」 メアリー「ママがギャングだから…かな?」 ロベルタ「それだけか?もういい。メアリー、ここは俺が引き止めるから、お前は国境を越えて逃げろ。」 そしてロベルタが山賊に斬りかかるが、今度はより強い山賊だったためか、歯が立たない。 しかもメアリーが逃げようとすると、新手まで出る始末。 ロベルタ「メアリー!」 メアリー「大丈夫よ。サンダーヴォルト!」 電撃で山賊を攻撃するが、数から追い付かない。 ロベルタ「畜生!」 業を煮やしたロベルタが、相手にしていた山賊を蹴飛ばすと、メアリーの前へ行こうとする。 山賊「やめとけ。その女は諦めろ!」 ロベルタ「うるせぇ!」 そして山賊を次々に倒すが、背後にいた山賊に殴り倒されてしまった。
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