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そして山賊たちがメアリーに襲い掛かった時だった。
???「花風斬!」
いきなり山賊たちが数人斬られた。
山賊「だ、誰だ?」
すると、刀を持った男が現れた。
山賊「うげっ!ヘルメスじゃねーか!」
山賊「ヘルメスって、花車のヘルメスのことか?」
山賊「ちょうどいい、こいつも上乗せだ!」
そして山賊たちがヘルメスに襲い掛かったが、ヘルメスは顔色変えることなく次々に山賊を倒していった。
ところが山賊は数を増やしている。
ヘルメス「まさか、マジでメアリーを!?」
山賊「あぁ、重要な賞金首だからな!」
ロベルタは意識が曖昧のまま、あることを考えていた。
それは、メアリーを護衛するという、傭兵としての使命。
メアリーには母親がいる。
ここでメアリーを見殺しにすれば、母親から罰せられる。
と。
???『力が欲しいか?』
暗闇から声が聞こえる。
ロベルタ「誰だ?」
???『我はサーヴォ。我と契約すれば、お前の求める力を貸してやろう。』
ロベルタ「マジで、言ってるのか?」
サーヴォ『左様。そして契約の証は、お前が守ろうとしている娘を守ること。』
ロベルタ「……そうか。」
サーヴォ『さぁ、契約するのだ。』
一方ヘルメス。
次々に出てくる山賊に疲労を見せ始めていた。
ヘルメス「コレではキリがない!」
メアリー「ヘルメス、何とかならないの?」
ヘルメス「ドミナにいる同士はまだ動けないでいるのに!」
と、いきなり爆発。
振り向くと、青白いオーラをまとったロベルタの姿。
ヘルメス「まさか、この様子は……!」
山賊「あの傭兵、まだ立てるなんて…!」
と、ロベルタが剣を構えて山賊の群れに突進、一度に20人も吹っ飛ばした。
そしてメアリーのそばに立ち、山賊の群れに剣を向けた。
ロベルタ「メアリーは俺が守る。それが契約だ。」
ヘルメス「契約だと!?」
ロベルタ「俺は、傭兵だからな。」
次の瞬間には、山賊の群れが一度に吹っ飛んだ。
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