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A「ホットドッグうまー!…ハッ!誰っ!?」
B「おっと、そこで止まれ。それ以上振り向くな?振り向いたら…お前を殺す。」
A「殺す!?何ソレめっちゃ怖い…一体あなたは誰なのっ!?」
B「安心しろ。振り向かなければ危害を加えるつもりは無い。念の為、能力を使っておくか…。」
A「っ!?身体の周りに…雪がっ!?」
B「…俺の能力【スノーボム】だ。触れれば起爆する。せいぜいそのホットドッグごと、腕が吹き飛ばないよう、気を付けるんだな。」
A「能力っ!?何コレ、何言っちゃってんのコイツ!?でも…こんな晴れた日に雪なんて……まさか本当に超能力!?あなたの目的は何なの!?」
B「用件は一つ。好きだ。付き合ってくれ。」
A「…はァっ!?…からの告白ゥッ!?」
B「返事はっ?イエスかノーかっ!?」
A「勿論ノーで。」
B「…何っ!?正気か貴様っ!?」
A「うん、ごめん、その言葉そのまま返すわ。」
B「…でも本当は?」
A「いや、ノーで。」
B「…からの?」
A「ノー。」
B「…ワンチャンあるぜ?」
A「無いからァァァッ!!絶対!1000%!手足が吹き飛んでもノォォォォォォォォォォォォッ!!」
B「………………グスッ……そ、そんな……そんな全力で断ら…こ、断らん…でも……告白する為にせっかく……せっかく能力まで身に付けっ……付けた…のに………う………うわぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
A「泣け泣けボケェェェェッ!こんな告白で上手くいくとか思ったお前の浅はかさを噛み締めながら泣けぇーいっ!解ったらさっさとこの能力解いて…」
B「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
A「えっ!?ちょっ…待……待てェェェェッ!!この能力解いてけぇぇぇっ!!ホットドッグが…ホットドッグが冷めるからァァァァァッ!」
-おわり-
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