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約束
大学には、相変わらずの顔触れがいる。
赤城 「おはよ黒木。昨日の授業で解んない所あった?」
黒木 「……おはよう……。……うーんと……この古文の内容なんだけどね……。」
俺たちと、同期の赤城(あかぎ)。
入学式で会って以来、黒木は、赤城に対してかなり頼っている。
まぁ、チャラチャラした奴だし、髪の毛赤いし、スラッとしたモデル並の身体だし、頭良いし、スポーツ出来るし、感情的にならないし。
頼るならコイツ。って言うのは、解らなくもない。
が。
気に入らねぇ…………………。
お前は、黒木に対しては、そうなのであって、俺には、全く優しくもない。
つーか、絶対にバカにしてる!!!
赤城 「……おい、蓮。」
蓮 「…………は?」
赤城 「…お前、礼儀ってしらねぇの?友達なら、挨拶くらいした方が良いぞ。」
俺は、お前を友達だなんて思ってねぇ――――――!!!
蓮 「…………はよ。」
赤城 「…………あそ。」
感じ悪~~~~~!!!!!
黒木なら、すぐ挨拶するくせに、俺は、俺から挨拶しなきゃいけねぇのかよ!!!
友達の格差ありすぎだろ!!!
黒木 「……蓮くん、赤城くん、あんまりイライラしてると……………ハゲるよ。」
蓮 赤城 『もう少しマトモな嘘ついて。』
黒木 「………揃ってツッコミ入れてくれたら、仲直りだね………。」
はぁぁぁぁぁぁ…………。
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