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俺は本当に今、満足しているのか?
この三年間、俺は本当にこれでよかったのか?
気がつけば俺の頭の中は、あれやこれやな妄想で埋め尽くされていた。
(つってももう、今から何かできるわけでもないんだけどな)
俺は瞳のことは覚えていなかったが、それでも今ここに俺がいるのは、過去の俺がそうしたからだ。それを根っから覆すのは、その時の俺になんだか申し訳ない気もする。
全ては俺が自分で決めてやってきたこと。今更どういうなんて考えたところで仕方ない。
「こんなつまらんことを考えるのはやめだ。とにかく気持ちを明日の卒業式へ向けないとな」
それに、俺にはこれから叶えたい夢があるからな。
卒業式はそのための第一歩で、ここから俺の新しい生活が始まる。
瞳のために、人として大きく成長するための。
そのまま俺は今まで通り帰宅し、そこからはいつもと変わらない流れで布団へともぐりこんだ。
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