12.絶対に助けるから!ーナナ視点ー

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家に帰ると、お母さんが待っていた。お母さんは私の姿を見て、泣きながら抱きしめた。 「大丈夫だった?」 「うん。でも、ハルが…」 「声、出たんだね。よかった、無事でよかった」 リビングに行き、みんないすに座って落ち着く。時刻はすでに日付が変わっていた。今、ハルは入院していておじちゃんが付きっきりで看病しているはず。 いつもなら、寝てなければ怒られる時間。でも、今日は違う。お父さんもお母さんも神妙な表情で私を見つめていた。 お母さんの入れてくれたホットミルクを飲むと、眠れなくて飲ませてくれた小さい頃を思い出して、心があったかくなった。
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