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さっそく、近所の人にお願いして着付けてもらった。
お母さんが、好きだった朝顔の青い浴衣に帯はピンクで可愛い。髪飾りをつけ、カゴのカバンを持ち、下駄を履く。
「もう立派な女の子だな」
「波瑠ちゃん、大きくなったねぇ。お母さん、そっくりだよ」
お母さんに似ていることがとても嬉しくて、何度も鏡を見て自分の姿を確認した。
「お母さんはよくその浴衣を着て、お父さんとデートしてたんだ」
「ありがとう、お父さん、おばちゃん」
2人とも私の浴衣姿をみて、喜んでいた。
ナナの浴衣も楽しみだな。可愛いだろうな。
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