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「こちらは昔々のおはなし…ですね」
「はい…、まだ私達では及ばず…、振り返ってみましょう」。……
~~~~~~~~~
「あら?虫?!毒も無さそうだし、無害そうね……」
「でも、何かイタズラに使えないかしらねぇ~♪」。
これが私ねぇ~…
「花か…、確か桜ってのは派手に散ってなんぼだろ?」
「こうやってなぁ!!………、はぁあ"あ"、爽快だぜ!!みやげも出来た」。
これがオレだ…
「お?猫じゃねぇか?そういやこの辺、ギャーギャーうるせぇのはお前らか?」
「ふむ…、にしてもコレが猫…、どれッよっと!カワイイもんじゃねぇかぁ!」
「?!ッイテッ!はぁ…、血……、ウチに牙を剥いた償いはして貰うぞ?」
「ふッ……、ん?オイ?あちゃー……手加減はしたはず何だが…逝ったか、やべッ!」。
これがアタシだな…
「……ん?…遊ぶ?………私と?」
「ッ!………締めてみた…けど…平気…、友達?……そう…」。
コレ…私…
「おやおや、過激な遊びはお嫌いですか?!貴方が持ち掛けたのでしょう?」
「おや、もうお仕舞いですか…?クククッ!まぁ、いいでしょう!子供相手ですし…ねぇ」。
これこそ私!…
「マンション……、歌う…、コレで…いいのか…?」
「やっと……、人…消えた、……だが……私は……震えてる?」。
コレで…私…
内にはテトラ、外には私達が。
支え合って生きているのです。
私達が鳴いているのです。
怯え、苦しみ、死んでしまわぬ様。
守るために、壊れてしまわぬ様。
合わせて「十」、それが「零」に至るまで。
永遠に…。
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