また出かけよう
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ぼくはずっと鏡台を眺めていた そこにはいつも妻が愛用していた赤いくしが置いてある もう妻ががんで入院してから半年 いつも出かけるときは妻がこの鏡台で髪をくしでとき化粧をして 少しぼくを待たすのが恒例だった 待たされてもきれいにとかれた長い髪の妻と歩くのが自慢だった でも今は抗がん剤の副作用でその髪もなくなり何とも言えない気持ちだ さあこれから妻に退院したらどこに行きたいか聞きに行こう
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