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あらすじ
あらすじ
時は江戸時代後期
「天保の改革」によって貧困に苦しむ
庶民の味方に立ち
悪を裁いた稀代の名奉行
「遠山景元」通称「遠山の金さん」
この物語は時を同じくして
彼と同じ立場に居ながらも
庶民から忌み嫌われ、
後世まで稀代の悪奉行と語り継がれた
「鳥居耀蔵」の物語である。
江戸でその活躍が広く知れ渡った
「北町奉行所・遠山景元」
その名裁きの評判は被害者処か、
罪人にも好評を得ており
今日も北町奉行所でのお裁きが引っ切り無しの状態。
所変わって「南町奉行所」は
閑古鳥が鳴くほどに廃れていた。
それもその筈。
「天保の改革」により
貧困に陥る庶民に寄り添う遠山に対し。
鳥居は改革の推進派で、
幕府の運営の為ならば
どんな手を使ってでも年貢の徴収を厭わない
血も涙もない男だったからだ。
そのせいもあり
現在は北町奉行所で事件のお裁きをし
南町奉行所では
その解決した事件に不備が無いか
資料を見直す、
言わば雑用を任される毎日を送っている。
今日も同士の1人である飛脚の権二郎と共に
「とある不審死」について語る。
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