第2章・・・・進展

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時が過ぎ。彼に恋して3ヶ月。私は彼に恋心を伝えると決心した。 いつも通り放課後彼は門の前で待ってくれている。 いつも通り他愛もない会話。 よし、今だ。彼に気持ちを伝えよう。 私が口を開いた時。 「五十嵐」 彼が私の名前を呼んだ。 「俺、五十嵐が好き。俺と…付き合ってくれない?」 「へ?」 私は思わず間抜けな声を出してしまった。 一方的な片思いだと思っていた恋が両思いだったのだ。 あまりにも突然の出来事で頭が追いつかない。 「わ、私も…九ノ瀬君が好きです。」 彼は私の大好きな笑顔で微笑む。 「悠真君…名前で呼んでも…いいかな?」 彼は恥ずかしそうに口元を手で隠し赤面している。 は、恥ずかしがっている姿を初めて見た。 こんな可愛い顔もするんだ。私は更に彼に魅了された。 「もちろん。じゃあ俺も由夢って呼ぶ」 名前で呼ばれるとドキっとするものだ。 きっと私も赤面しているのだろう。 「帰ろっか。」 彼は私の手をひいてまた微笑んだ。
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