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羞恥に悶える花壱をよそに、綽々と拓巳は次の行動に移す。手には苺色したボトル、花壱お気に入り苺の香りがするラブローションだ。
花壱の足を両サイドに広げると、ローションを手のひらに取り体温で温め双丘で窄まる孔に塗り込めていく。ぷくりと膨れる孔を人差し指で刺激してやれば、「あっ、んんっ……ぅ」と花壱の口唇から小さな蜜声が洩れる。
「ううっ……ああ、もうっ。そんな可愛い喘ぎ声なんて聞かされたら、僕もう興奮して止まらなくなっちゃうよっ」
鼻息も荒く口を尖らせて猛る拓巳、煽情的な花壱の色香にあてられ抑えが利かない様子。それには心のなかで「どの口が言ってんだ。いつも出力全開じゃん」と悪態をつくが、けれどこれ以上は煽りたくないので声にはしないでおく。
昨夜も交わったからか、花壱の窄まりはまだ柔らかい。ローションに濡れた指はするりと孔内に呑み込まれ、滑りも借りてすぐに解れていく。
「うう、んっ……もう……早くきて」
一本から二本へ、三本まで指を増やしたところで花壱に腕を取られてしまい、「焦らさないで」と催促までされてしまう。
「んもうっ、花壱くんは僕を煽る天才だよね。いつの間にそんなテク身につけたの」
「ンなつもりはないけど、拓巳さんに飽きられないよう常に精進。だろ?」
「可愛いこと言ってくれる。でも僕が花壱くんに飽きるなんてこと、ナメクジがエスカルゴになるくらいあり得ないから。安心して」
「……う、うん」
断言してくれるのは嬉しいが、例えが絶妙にグロテスクで素直に喜べない花壱だった。
ふたたびローションを手のひらに取ると、温め隘路と孔内を満たしていく。それから自分の猛りにも注ぐと馴染むように扱き、太ももを持ち上げあらわとなった窄まりにあてがい一気に貫く。
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