蛍火
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於菟二の言葉は、花火の爆ぜる音に消されて聞こえない。 真昼のような光に驚いたのか、蛍たちが萩の波間に隠れる。それでも命ある限り、光りつづける。 「なにか申したか?」 訊ねる唇を、於菟二は唇で塞いだ。 隠れそびれた蛍が一匹、火色に染まる残光の宙で光った。 了
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