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翌日の放課後、僕と日野さんは事の経過をレイカさんに情報共有して参考意見を貰えればと考えてアイレンを訪れたのだけれど。
「いやぁ、すまないネ。レイカさん、昼前から洋子クンと出掛けてるんだヨ」
「……はあ。そうですか、婆ちゃんと」
珍しいと言えば珍しい組み合わせである。
……まあ、普段からレイカさんは圭一さんベッタリなので他の人と出掛けたりするイメージが乏しいせいかもしれないが。
「ほら、洋子クンもまだ例の若返り? 僕も最初聞いた時はにわかには信じ難かったけど現物見ちゃったしネ。で、元通りになるのにもう少しかかりそうだとかで気苦労も多いだろうからサ。レイカさんならそのへんも察してあげられるだろうしと思って、彼女には洋子クン誘って出掛けてもらったんだヨ。今頃買い物か食事でもしてるんじゃないのかナ」
「流石に人生経験が気配りに現れてますね……」
「夢路クンはこれからそう言う気配りを身に着けて行かなきゃならない歳になって行くんだから他人事みたいに考えてちゃあ駄目だヨ。ねぇ、咲ちゃん」
「仰る通りです」
「……肝に銘じます」
知らない間に旗色が悪い感じになりつつあるのは何故なんだ。
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