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女の子の名前はビアンカ、男の子の名前はカミル
二人はシュッテン飛行学校の1年生
今年の冬はちょっと暖かい。
でも、今日から飛行学校は冬休みだ。
カミル 「なあ、ビアンカ、お前、今日学校に行くのか?」
ビアンカ「うん。そうだよ。だから今、朝ゴハン中」
カミル 「まーた、期末テスト赤点だったのかよ」
ビアンカ「いいじゃない。これでみんなより沢山勉強できるんだから」
カミル、心で思う。(ホントかよ?)
カミル「ところでローザン先生のレポートは出したのか?」
ビアンカ「えっ?あれって、冬休み明けじゃないの?」
カミル 「おまえー!何言ってんだよ、昨日が締め切りだよ!」
ビアンカ「えー!そんなー、何にもやってないよー!お願いカミル!レポート手伝って!」
カミル、心で思う。(またかよー)
カミル 「わかった、わかった、俺も補講につきあってやるよ」
ビアンカ「やったー、ありがとう、カミル!持つべきものは友だちね!」
カミル、心で思う。(やれやれ、飛行船工場見学はお預けだな)
元気いっぱいになったビアンカの後をカミルが付いて、二人は学校に向かっていった。
おしまい
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