いつもの朝

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B「朝から珍しくご機嫌だなー」 A「そう?わたしはいつもご機嫌だよ^_-☆」 嫌味だと分かっているのかいないのか、おいしそうにパンを頬張るマリヤ。 朝が苦手なマリヤを毎朝迎えに行くこと10年。遠回りしてマリヤを毎日迎えに行っていたのは……もちろんマリヤが好きだから。 10年間、1日だって同じ表情(かお)の日はなかった。春からは別々の道になる。 この想いをどうするべきか考えながら、いつものように軽口を言い合いながら学校へ向かった。
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