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「ここなら大丈夫だ、ソラ。もう安心だ」
聞き慣れたお父さんの声。とても安心する。大丈夫なんだ。
「良かった……。これから急いでここをあなたのネストにするからね。必要な物は最低限揃っているわ」
お母さん。いつも優しい。
「お前の新しいサーチアライフと、最低限必要な設備、装備はお父さんとお母さんのサーチアライフを解体すればゲノムも足りる。後はしばらく眠っていて、周りが落ち着いたら……それからはソラ、ひとりで生きていくんだ」
「ソラ……ソラ……」
お父さんとお母さんのゴツゴツしたサーチアライフの両腕が、ボクの本体の体をぎゅっと抱きしめる。機械で作られたサーチアライフ、なのにお父さんとお母さんの温もりが伝わってくる。
「じゃあさよならだ、ソラ。愛してる。そしていつでもお父さんとお母さんはお前と一緒だ」
やだよ……お父さん……お母さん……
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