砂漠の続き

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 僕は喉が渇いていたので、サボテンジュースを一気に飲み干した。ジュースは冷たくてキンキンに冷えている。これもグリーンエメラルドドラゴンに代々伝わる魔法のアイテムの不思議な力の影響に違いない。 「く~、サボテンジュースがこんなに美味しいなんて~」  僕はサボテンジュースのあまりの美味しさに、まるでビールのCMの様に大げさなリアクションをしていた。サボテンジュースの味は、酸っぱくて甘くて、少し苦みもあるけどミルクのような濃厚な舌触りもある。 「あっはっはっ、便器ちゃんって本当に変わってる。ジュース一つでこんなに大げさなリアクションしてるんだもの。便器ちゃんの口の周り、泡だらけだ」ブラカスちゃんが僕を見て笑った。 「うふふふ、そう言うブラカスちゃんも口の周り、泡だらけだよ。でも、私もみんなが喜んでくれて嬉しいよ。グリーンエメラルドドラゴンのご先祖様に感謝だね」エメドラちゃんは満足そうに言った。 「ありがとうございます、エメドラちゃんのご先祖様!」僕は天を仰いで腕を空に伸ばした。きっと天国にいるに違いないエメドラちゃんのご先祖様に僕の感謝の気持ちをよ届けと、僕は青空に向かって感謝したのだ。     
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