元気の源

A「う～ん。やっぱり、ここのパンは最高に美味ひぃよ」
B「それにしても、食いすぎだろ」
A「そんなことないよー。私の生き甲斐は、美味しいご飯をいただくことなんだからね！」
B「はいはい」

A「あー、お腹空いたなー」
B「今日は食ってないのかよ？」
A「そう。もう、お腹が空きすぎて力が出ないよー」
B「いや、言い過ぎ……ってこともないか」
A「えっ？！何か言った？」
B「おい、そのフランクフルトはどうしたんだよ！」

A「あっ、ごめんごめん」
B「遅かったな、一体今日は何を買ってきたんだ？」
A「今日はね、これだよ……ここのカレーって絶品なんだよね」
B「朝からカレーかよ」
A「はい。君の」
B「俺もか？」
A「うん。一人より、二人で食べた方が美味しいよ！」
B「はいはい。わかりましたよ」

B「遅いぞ」
A「ごめんね。今日も、何も食べてなくて」
B「どうせ、昨日寝るの遅かっただけだろ。そんなんじゃ健康にも悪いし、太るぞ！」
A「むかっ！失礼だな」
B「だからさ」
A「これ、何？」
B「今はこんなのしかないけどな、チョコレートだ。まあ、いらないんならいいけどな」
A「いるよ、いるいる。いっただきまーす」
B「って、もう食うのかよ」
A「えっ？」
B「つうか、早えし」
A「ご馳走様でした」
B「学校で食えばいいだろうによ」
A「ありがとう」
B「感謝されるようなことはしてねえよ。まあ、どういたしましてとだけはいっとくよ」
A「それじゃあ、行こう！」
B「わかってますよ。お姫様！」