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「リズムの研究とはぁ……。」
もったいをつけるV。
「でれれれれれれれれれ、でん!」
「ドラムロールって必要なんですか?というか、せめてカタカナで言ってくれますか。」
心の中でそうつぶやいたものの、優しいノアは、今のイッチャッテルVにそんなことを言えない。
もし言ったらどうなるか、想像するだけで震えがとまらなくなる。
「オトキゴーの研究だぁ!」
「カタカナで言ってほしいと言いましたが、訂正します。博士に、漢字変換して<音記号>と言えとまでは言いません。ですが、せめてひらがなで言ってください。あと、最後はごーではなくごうです。」
心の中でそうつぶやいたものの、優しいノアは、今のイッチャッテルVにそんなことを言えない。
もし言ったらどうなるか、想像するだけで震えがとまらなくなる。
「オトキゴーというのは、例えば……。」
机の上をがさがさとあさり(正確には、荒らし)、一枚の紙を取り出すV。
そこには、
( ゚Д゚)
という顔文字が印刷してある。
「これはびっくりしたことをあらわしているだろ。びっくりすると大きな声がでるから、このオトキゴーは<大きなオトで>ということをあらわすんだ。あと……。」
Vが、また別の紙を引っ張り出した。
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