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序章 飛び込んできた依頼人
ある昼下がりの事…
玲奈「こんにちは~。ココって…オヤジレンタル株式会社…ですか?」
拓人(たくと)は「ああ…?」と言いながら、やっと机の上に上げていた足を下ろした。
玲奈「あのう…オヤジ貸してください! 今すぐ…私、ボディーガードが必要なんです! あの…追われているんです! だから…私をガードしてほしいんです!」
矢継ぎばや に喋る制服を着た女子学生らしき人物は…
「隠れて! そこ! 窓から離れて!」
そう言って彼女も…事務所の机の陰に隠れた!
「追われているのか!」
腰が引けながら机の陰に隠れた拓人の問いには答えず…
玲奈「あいつ! 付けてきたんだわ!……
ねえ! 契約は3日間! 仕事は私を護る事! 報酬は10万! どう?」
拓人「分かった! 10万で手を打とう! ただし…状況しだいでは危険手当を上乗せして貰うからな!」
それから二人の逃亡劇が始まった。
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