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《とある東京の展望パブにて》
美代子「鈴木さん…ここ お高いんじゃないですか? 私、こんな所へ来たの…初めてです。」
鈴木「美代子さん…実は今日、美代子さんにお話があって お呼びしたんですよ。
僕は家は大阪にあって、妻も子供もいてます。 仕事は大手メディア業界の責任者をしてますねん。
仕事柄ストレスが多くて…美代子さんと話す事が唯一の楽しみですわ。
単刀直入に言うと…僕と付き合ってほしいんです。」
美代子「鈴木さん…あなたからお聞きしたところ…貴方は家庭がお有りになって、
権力も財力もある… 私など出戻りのコブ付きですし…
お遊びが過ぎるんじゃ有りませんか?」
鈴木「私は40ですが、この歳になるまでいろいろ女性を見てきました。
でも…美代子さんほど素敵で純粋で美しい女性を知りませんわ。
僕の事が嫌いなら…諦めます。
でも…僕を嫌いじゃないのなら…僕の気持ちを受け取ってください。」
美代子「私…男性とお付き合いするのが怖いんです。
お付き合いしている時は幸せですが、その幸せは直ぐに消えてしまうように思えるんです。」
鈴木「美代子さん…大丈夫ですよ。
僕は…こう見えても悪運が強いんです。
殺されても死にませんから。(笑)」
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