第9章 18年前…

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「美代子さん…続けて…。」 鈴木は聞きながら美代子の手を握った。 美代子「そして、鈴木さんに出逢って… 会社を任せてもらって… 私、今…幸せよ。 親戚に預けている娘と息子の事は心配だけど、 直ぐに迎えに行くわ。」 鈴木「僕の事は好き? 恩を着せて美代子さんをモノにしようとする…。」 「鈴木さんが…そんな人じゃあ無いって分かってるから来たの…。  もし、そういう人なら付いて来たりしない…。」 美代子は ちょっと上目遣いに鈴木を見てみた。 「参ったなあ…それじゃあ美代子さんの前では良い子にしてなきゃあ成らないね。」 鈴木はお預けを食ったような顔をしてみた。 美代子は、そんな鈴木が可哀想に見えて… スルリと鈴木の布団に入った。 「優しくしてね…。」 美代子は鈴木の中で女を取り戻した。
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