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美代子「田代さん、連絡してくださって、
ありがとうございました。
話は分かりました。
私は母親ですから…子供と引き離されるのは、凄く辛いです。
でも田代さんが子供が いらっしゃらないのが
お寂しいというのも理解できます。
子供の幸せを願うのが親ですから…
ひとつ約束してほしいんです。
子供達が どうしても嫌がったり…
育てられない状況になったりしたら、
必ず私が迎えに行きますので…
良いですね。」
田代「分かりました。
その時は必ず連絡します。」
美代子は三日三晩泣き通した…。
「桃子~……啓介~……桃子~……啓介~……」
「桃子ちゃん……啓介君……いっそ逃げて帰って来て……
でも…でも…そうしたら…二度と田代さんには
子供達を渡せなくなる……」
そんな時に、美代子は自分が妊娠している事を知った。
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