第9章 18年前…

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鈴木と美代子の間に生まれたのは女の子だった。 鈴木は その女の子に〈玲奈〉という名前を付けた。 美代子「鈴木さん…ありがとう。 素敵な名前だわ。 将来は大女優か大統領夫人かもよ。」 鈴木「良かったよ…母子ともに健康なのが一番だよ。 大女優も良いけどな。」 「私と鈴木さんの愛の結晶ね。  可愛いわ。 自分の子じゃないみたい……きっと神様からのプレゼントなんだわ。  いつも最悪の時の私を救ってくれるのが子供達なんです。  桃子も啓介も私の心の中には いつも いるんです。」 「そうかあ…そうなんだね。 美代子さんは、もっと幸せにならなきゃ! よし…私が幸せにしてみせるよ。 美代子さんも玲奈も桃子ちゃんも啓介君もね。」 美代子は そう意気込む鈴木を可愛いと思った。 「ありがとう…」 そう言って美代子は鈴木の頬にキスをした。
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