10人が本棚に入れています
本棚に追加
/106ページ
鈴木と美代子の間に生まれたのは女の子だった。
鈴木は その女の子に〈玲奈〉という名前を付けた。
美代子「鈴木さん…ありがとう。
素敵な名前だわ。 将来は大女優か大統領夫人かもよ。」
鈴木「良かったよ…母子ともに健康なのが一番だよ。
大女優も良いけどな。」
「私と鈴木さんの愛の結晶ね。
可愛いわ。
自分の子じゃないみたい……きっと神様からのプレゼントなんだわ。
いつも最悪の時の私を救ってくれるのが子供達なんです。
桃子も啓介も私の心の中には いつも いるんです。」
「そうかあ…そうなんだね。
美代子さんは、もっと幸せにならなきゃ!
よし…私が幸せにしてみせるよ。 美代子さんも玲奈も桃子ちゃんも啓介君もね。」
美代子は そう意気込む鈴木を可愛いと思った。
「ありがとう…」
そう言って美代子は鈴木の頬にキスをした。
最初のコメントを投稿しよう!