第3章 温泉宿にて

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第3章 温泉宿にて

車の中から玲奈は ある温泉宿に予約を入れていたみたいだ。 《陶酔館》というナマメカしくもあり、変な名前の旅館だった。 コンパートメント形式(架空の設定)の部屋を予約していて、リビングが共用で寝室が2つあり、友達で利用できる部屋の作りになっている。 玲奈「明日は東京まで足を伸ばすわ! 今のうちに休んでいてちょうだい。 明日は 7 時に出発よ。」 「ええ…っと…。」 拓人は無償ならいろいろ尋ねてみたかったが…有償なので、詮索するのをやめた。 まだ19時というのもあり、玲奈に教えて貰った露天風呂に浸かりに行った。 「あれっ?… 」ふと拓人は[依頼人を護るのが今回の仕事だよな! しまった! 部屋を空けるんじゃ無かった!] 慌てて部屋へ帰って来ると… リビングで玲奈が倒れていたのである! 「玲奈さん! しっかり! 大丈夫ですか!」 拓人が玲奈を心配して抱き起こすと… 玲奈「うん…大丈夫。 長風呂で ちょっと貧血になっただけみたい…。」
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