第11章 サバイバルゲーム娘

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拓人「真由美ちゃん、ところで、父上の容態のほうは どうなんだい?」 拓人は、そのイベントで野宿して、真由美から身の上話を聞いて…ずっと気になっていた。 「うう…ん、相変わらずなの。 身体の機能は戻ったんだけど、記憶がハッキリしないんだ。」 「そうかあ…真由美ちゃんも可哀想だな……。」 「お母さんが付き添っているから…安心と言えば安心なんだけど…。 一度未遂事件を起こしてるから逆に心配な事もあるし…。」 「そうかあ…真由美ちゃんも気苦労が絶えないね。」 真由美は受け答えをしながら……大好きなライフルのモデルガンをスリスリしている。 「あれ~☆ 拓人さんのモデルガンって…☆」 「ああ…特注のトリプルアクション…弾を発射してから0.3秒で次の弾が装填される…。」 「良いなあ……早速、私も注文するわ!」 二人はその後も一時間くらい、モデルガン話に花を咲かせた。 「ところで妹君も元気?」 真由美 「う…うん、一月前に一度連絡があったから…その時までの安否は確認出来てる。」 「中東の傭兵だっけか?」 真由美 「そうそう…航空大学校を出て…米軍に入隊して、今はフリーの戦闘機乗りってところ…」 「やっぱり川蝉家はブッ飛んでるわ。 まあ…何やっても屋台骨がしっかりしてるからな。 川蝉重工業…川蝉電子…川蝉銀行 etc…。」 真由美 「今はそれぞれ分業して別会社になってる…創業者にはマージンが入るけどね。」
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