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私は、高校1年の冬、先輩に恋をした。
先輩との出会いは部活動だった。
一つ上の先輩は何かと私に絡んできた。ま、私がいじられキャラだった事もあるのだが。
自分の周りはその先輩を可愛いと言っていたが、正直可愛くはないと思っていた。目がクリクリな訳でもないし、声も普通だ。
そんなある日、たまたま先輩と二人きりになることがあった。
練習の始まる少し前、靴を履いているところに先輩が来たのだ。
先輩は何気なく隣に座って靴を履いていた。
「おい、練習もう始まるぞ。たるんでるな~。」
「そういう先輩もじゃないですか!どっちかっていうと私の方が先に来てましたよ。」
何気ない会話をしていたが、先輩をこんなに近くで見たことは無かった。その時、私はなぜかドキドキしていた。
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