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鷹津の欲望を掴んで顔を寄せる。先端に軽い口づけを繰り返しただけで、鷹津の引き締まった下腹部が強張った。括れまでをゆっくりと口腔に含み、舌先でくすぐりながら優しく吸引すると、欲望がドクンと脈打って震える。先端を優しく吸い上げてやると、濡れた髪に鷹津が指を絡めてきた。
促されるように和彦は、舌を添えて欲望を口腔深くまで呑み込んでいく。すぐには動かない。ただじっとして、鷹津の欲望が充溢した大きさとなり、歓喜に震えている様子を直に感じる。
浴室に立ち込める熱気によってのぼせそうだった。一度口腔から欲望を出した和彦は大きく息を吸い込むと、再び欲望を含み、唇で締め付けるようにして口腔から出し入れする。逞しい根元を指で擦りながら、ときおり先端に吸いついて、滲み始めた透明なしずくを舐め取ってから、硬くした舌先で弄る。
「腰が溶けそうだ……」
苦笑交じりの声でそう言った鷹津に頭を押さえつけられ、和彦はやや強引に口腔深くまで欲望で犯される。大きな異物を押し込まれたせいで、息苦しさに息が詰まる。それが、鷹津にとっての快感となる。
「……いい、締まりだ。ねっとりと吸い付いて、いやらしく蠢いて……。お前も、感じるか?」
鷹津の爪先が両足の間に入り込み、中心をまさぐられる。鷹津の欲望に口腔で奉仕しながら、和彦の欲望もまた、疼いていた。
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