第35話(2)
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間断なく内奥を突き上げられながら、上唇と下唇を交互に吸われ、舌先を触れ合わせる。もう一度同じことを聞かれたとき、思考力のほとんどを失いかけた和彦は、素直に頷いていた。 「なら、俺と逃げるか?」 それは違うと頭の片隅ではわかっていたが、鷹津の攻めによって、爛れた本能だけの獣に成り果てた和彦は、再び頷いていた。
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