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両手を後ろで縛められ、肩を布団に押し付けた不自由な姿勢で、なんとか賢吾の様子を探ろうと身じろいだが、ここで内奥の入り口に何かが触れた。指かと思ったが、いきなり内奥に挿入され、和彦は声を上げる。
「な、に……?」
硬くて滑らかな表面の、丸い形をした異物だ。欲望で擦り上げられたせいで、敏感になっている内奥の襞と粘膜を撫で上げるようにして、ゆっくりと奥へと入り込んでくる。初めて味わう感覚に和彦は戸惑い、怯える。さほど大きなものではないので、痛みはまったくない。しかし、内奥で確かに感じる異物感は強烈だ。
賢吾はさらに、二度、三度と同じ行為を繰り返し、そのたびに和彦の内奥は、押し込まれてくるものを否応なく受け入れていく。
全身から汗が噴き出し、和彦は浅い呼吸を繰り返す。何個目かの異物を内奥に挿入されたが、無意識に締め付けた拍子に、押し戻してしまう。すると、賢吾の指が挿入され、内奥をゆっくりと掻き回された。
「あっ、ああっ」
異物が内奥で擦れ合い、一層奥へと押し込まれる。そこにまた、新たに異物を押し込まれた。
「思った通り、いくらでも食いそうだな。腹の中が、飴玉でいっぱいになるんじゃないか」
「……飴玉……」
「お前の尻に、妙なものを入れるはずがないだろ。いくら、仕置きとはいってもな。男を甘やかして癒す、大事な場所だ」
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