「秋の始まり」

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なんか朝から疲れたな、 自分の席に座り窓の外を眺める 「明日から一本早いのに乗るか」 僕は決心したようにボソッと 呟いた。 僕が通っている学校は まだできて間もない。 だから校舎も綺麗だし 設備も整ってる。 それに、勉強だけではなく スポーツや芸術にも力を 入れていて生徒の個性を 伸ばしてくれる、 自分でいうのもなんだけど いい学校だと思う。 自分のやりたいこと知りたいこと それをとことん追求できる そんな学校だ。 だからか、皆ここに通っている 生徒はとても楽しそうだし 自分ていうものを持ってる。 羨ましいな、なんて 数えきれないぐらい思ったし 正直にいうと今も思ってる。 そう考えると僕には この学校は不釣り合いなのかも しれない。 それでもこの学校を選んだことは 後悔していない。
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