金昌寺

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 孝一が出兵して行く。りりしいその姿を忘れまいとして、八重子は食い入るように孝一を見つめた。それでも、握り締めた旗がちぎれそうになるまでてを振る事をやめなかった 孝一が見えなくなっても、尚その手で送ってあげようとしていた。
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