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ルキくんは私と同クラで、私がマネージャーをしてるバスケ部所属。
教室でもバスケ部でも、まったく話したことがない。
ていうか、女子と接触してどうこうっていうことがまったくないのだ。
嫌われてる?鋭い目で私を見すぎじゃない?
何か気に入らないことがあれば私に言えばいいのに!
だけど、このルキくん。超イケメンなので、若干調子が狂う。
怒りたいのに、ついつい許容してしまう単純な私。
身長178センチ。少し目にかかる前髪で、全体的にサラサラヘアーの天然茶髪。シュッとした顔立ちに、パーツは主張しすぎず、均整のとれたイケメン要素満載フェイス。全体的にスラッとして華奢なのに、脱いだらまあまあ筋肉ついてます系。トータル的には脱力系男子。気だるさ感がたまりません!
よって、女子から注目の的なのだ。
というか、かっこいいのはルキくんだけではなく(まあ、ルキくんが1位か2位を争うほどの人気に違いないが)、バスケ部男子は顔面偏差率高すぎて、コート外に女子の群れでごった返している。
ただこの美男子ルキくん、目つきからして、性格は首を傾げるしかない。
でも!でも、ね!?あーっ、もう!!白状します...。
いつも目で追ってしまいます。気になって仕方ないです。
そう。私はいつの間にやらルキくんにゾッコンなのです!!
彼女はいないはず。なぜか極端なほどに女子と接触しない。よって話をするわけがない。
ある日、私は一大決心をした。
部活後、教室に忘れ物をしたルキくんを追って、告白をすることにしたのだ。
だけど、告白する直前のルキくんの行動が、私のすべての機能を停止させるほど衝撃的で、目の前が真っ暗になったーーーー。
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