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第1章 謎めいた影
次の日になった。
彼は、オーディンに行く準備ができた。
よし、行こう。と、思った彼は、心の中で
「タイムトライアル」
と、唱えた。
気が付いたらオーディンにいた。
彼は、どんどんと、歩いていく。
歩いていくうちに、彼の体が浮いていく。
どんどんと浮いてきて、やがて空の上にのぼっていった。
彼は、
「面白いな。」
と、つぶやいた。
どんどんと、前へ進んでいく。
やがて、ある城についた。
彼の実家がここだった。
彼は、ここの城を復元しようと思ったが、無理なことだった。
「........やはり無理か。」
彼はぼそりとつぶやいたが、それは、がれきの中に響いた。
その音を聞いたのか、とある生き物の影が出てきた。
長い尾に、頭には角がある。
彼は、何だろう。と、思った。
けれど、近づいたら、踏みつぶされそうだ。と思った。
彼には、何かわからなかった。
なにもかも。
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