【第一話】交差する思い。

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【第一話】交差する思い。

20??年。世界にはマガツヒと呼ばれる過去から来る敵に呑み込まれかけていた。 マガツヒは、過去の人々が持っていた負の感情を擬人化したようなものだった。 それに対抗するのがイザナミと呼ばれる偉人の子孫達と、イザナミを支える普通の軍人だった。 マガツヒは、飛行タイプや呪縛タイプ等と様々な攻撃タイプに分かれていた。 イザナミは、特殊な能力を使い攻撃していた。 一度、人類が6分の一までに減ってしまった事件があった。 マガツヒ総戦実行 すなわち全マガツヒが一度に世界を攻めてきたものだった。 夜中に行われたこの戦いにより、逃げ遅れた人の死者が億を超え現れた。 この日から本格的にイザナミは部隊を立ち上げマガツヒに、世界の敵に、挑むこととなった。 「我らの最大の味方。新たなイザナミの誕生に拍手せよ!」 そうやって、イザナミを指揮する日本支部の元帥は言う。セセラギの誕生は忘れて。 そしてその言葉の後に拍手は続いた。 生き残った日本人のぎりぎりの拍手が、日本支部の大きな会場に響いた。 新たなイザナミは、全員合わせても20人にも満たなかった。 セセラギは200を超える数がいた。 しかし、それでもまだ少なかった。 「ふわぁぁ…。」     
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