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うぅぅぅ......なんでこんな奴と隣の席にならなきゃならないのぉ。
私、曾我部美香は、席替えで佐藤君と、隣になってしまいました。
ただでさえ恋愛無関心キャラの私なのにぃ.......イケメンの佐藤君ととなりじゃ、
恋愛しちゃうよぉ。
むぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ.........先生、あとで呪うからね!
「大丈夫?曾我部。」
びくり!
ち、ちょっとぉ、い、いきなり話しかけないでよぉ。
「機嫌悪い?」
そうです、その通りです!って、言いたいところなんですけど、
「あ、うん、だいじょうぶ。」
ってしか言いようないじゃないですか!
「あ、そう。」
はぁ。よかったー。木下としゃべってるよ。
あぁ、こんな佐藤君と一緒じゃさぁ。
恋しちゃうよー。
いやだよー。(´;ω;`)
「ま、いいじゃん。恋しちゃえば。」
お、おい、ハナ!それ言うなし!
「なんでよぉ.......。」
「だって美香、クラスで一番かわいいってよく男子にいわれてるよ。」
即答ですかいっ!
「ま、好きになったら、告白しちゃえしちゃえ。」
こらー!に・げ・る・なぁ!
あぁ、だけどどうしよう。
先生に今から木下の隣にしてくださいっていうのも変だし。
はぁ、なるがなるだ!もうどーでもいいわい!
「で、曾我部、さっきから、なんでため息ばっかついてんの?」
佐藤君のせいです!
もう知りません!
ぷいっ!
「おーおー、木下、ふられたなー!」
こら、たたくんじゃない!このドS!
あら、木下ほっぺが赤くなってるよー。
んー、どうしたのかな~。
私が顔のぞきこむと、もっと赤くなってる。
わー、てれてるてれてる。
ま、どうでもいいんですけどね。
それより佐藤君どうしよぅ。
「佐藤と言う名前専用!佐藤ハイター」みたいなのでも、あればいいのに。
「なぁ、曾我部、放課後、体育倉庫の、うら、きて、よ。」
わぁ。佐藤君までほっぺが赤い、赤い!
そんなに女子力高いかなぁ。
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