つらなる・おと
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日本語の群れの中では決して発せられることのないであろう音を味わうように、くりかえす。味わうにつれ、音のつらなりが溶けて、その奥のものが、沁みだしてくる。 自然と手が離れ、わたしはスーツケースに手をかけた。 「帰りまでのアシスト、よろしくお願いします」 彼は、赤い目をしてわらった。 わたしが赤い目をしていないのは、単なる年の功に過ぎない。
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