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発情していると言うのならば、ぼくもティルと全く同じだった。
さっきから散ざん、乱れ切ったティルの姿を見ていたからかも知れない。 ぼくの方が早く達した。
満たされたぼくは、ティルももっともっと、満たしてやりたくなった。
ぼくよりもやや遅れて、ティルは三度目の絶頂を手に入れた。
さすがに、そのオスの印から吐き出された精液は少なく、ティル自らの心も体も限界だったのだろう。
小さく呻くように鳴くと、そのまま目を閉じて寝てしまった。ぼくのを握りしめたままで・・・
ぼくはティルのその手をそっと外させて、ベッドから下りた。バスルームでタオルを濡らし、ティルの体を大体だが拭く。床の上の乾き掛けていた精液も、拭った。
ぼく自身は軽くシャワーを浴びてから、ベッドの中のティルの左隣へと戻った。
ティルは身じろぎひとつしないで、スヤスヤと眠っている。
一体、どんな夢を見ているのだろうか・・・?ティルが見ている夢をぼくも見てみたいと思いながら、ぼくは目を閉じた。
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