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「し、身体検査です! こいつ女じゃないんですか?」
「……確かに柔らかかったな」
「男です! 俺、男ですよ!?」
女の子と間違われてエッチなことされるのは吝かではないが、後で男かよ!って怒られるのは嫌だ。
「けどその胸……」
「太ってるだけです!」
「太る……?」
元々太りやすい上にデスクワークで運動しない、仕事以外で外出しない、買い物は宅配。
「貴族か?」
「えーっと……貧乏な下級貴族です」
独身貴族!(ごめんなさい)
貧乏貴族だから家事は自分でやってた設定でいこう。
「脱いでみろ」
「え……」
「脱いで見せてみろ」
「は、はい!」
羽織っていたワイシャツを脱いで上半身裸になった。ネクタイどこ行ったんだろう?
「女じゃないのか?」
「し、下も脱ぎます!」
さすがに恥ずかしいのでパンイチで勘弁して欲しい。のだけど、短小なのでニットトランクス越しでは説得力が弱いようだ。
「ふゃっ!」
ちゃんとついてんのかなんて言われ、揉まれて変な声が出た。
初めて他人の手でやわやわ揉まれる……気持ち良くないはずがない。しかもどストライクのイケメンがゴツゴツした男らしい
手で……
「ついてはいる、が……子供か?」
「小さいだけ……ちゃんと、おとな、です……!」
「船長、見せて下さい!」
「ひゃぁっ!」
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