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午後の仕事は、なんだか大変なことになってきたぞ。
「北山君だね」
「はい」
そこに現れたのは人事部の部長、何言われるのかなー
「君は、ハミエル副社長とどう言った関係かね?」
「昨夜、道に迷ったところを保護し、家がわからないということで泊めました、名刺を見せたら、つれていってほしいと頼まれたので」
「では昨日が初めてなんだね?」
「・・・はい?」
ハミエルは、総務課の中で楽しそうだが、やはりトップの人、会社の仕事をしてもらわないと困る、何とか説得してもらえないかという。
「はあ、あ、あの」
「何としてもわが社のこれからの為なんだ、よろしく頼む」
「いや、僕にはそんな力はありませんから」
「それでも、なんとか頼むよ」
社長室に連れてきてくれと頼まれ、係長たち上司にも話していた。
厄介なのが来ちゃいましたね、なんて言われる始末。
北山何とかしろと言われるが・・・
「応接室お借りします」
そこにハミエルを押し込めた。
座ってと席へ、そこで、君はここに居るべき人ではないから社長室へ戻ってくれないかと頼んだ。
「なぜ?」
「なぜって、君の仕事は、会社の仕事ではなくて、会社自体を動かす仕事なんだ、僕たちのトップがこんな所で仕事をしていると、運転手の居ない車と同じなんだ」
「だって、今は運転手はいらないだろ?」
「いや、それは理屈で」
「僕がいなくても会社は動いているんだ、僕は、この会社のいろんなことが知りたい」
いや、ここに居なくても知ることはできるから、とりあえず、社長室へ行ってもらえないだろうか。
「この通り」
「オー、ジャパニーズ土下座、素晴らしい」
「素晴らしくない、これは、恥なんだ、最終兵器違うな、とにかく、こんなことは絶対しちゃいけないことで、それでもお願いしたい時に使うことで、もう、俺何言ってんだろう、とにかく、お願いします、それじゃなきゃ俺が首になっちゃうよ」
「恥じ?首?」
携帯を見せながら検索
オーと驚いていたが、彼は頭の後ろに手を当て胸をそらせた。
「なぜ?坊ちゃんが首になるの?」
「んー、日本は縦社会、上の人の言う事を聞かないといけないの、もう?面倒、行くよ!ここには来ちゃだめだからね」
そう言って腕を引っ張ってエレベーターに乗った。
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