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「いい、大きくていい!」
彼もほどなく俺の中で絶頂を迎え、ブルンと体から引き抜くと、俺の体を返し、ひとこすりすると俺の顔に熱いものをぶちまけた。
体は・・・
見なかったことにしよう。
俺も対外、人がいいと思うというか、節操がないというか。
時計は、まだ出社前だ、支度をすればいいだけだ。
彼が出てきた、真っ白い肌に、金髪が揺れ、ブルーの大きな目は宝石を埋め込んだような美しさ、ブルートパーズより薄い本当にきれいな色をこっちに向けて、まあゆっくりとはいえ、まあ、まあの時間だ、着替えるように彼に言う。
俺は出社しないといけないから、君を、交番へ連れて行くというと彼は。
カンパニーに連れて行ってくれるんだろうと言ってきた。
どういうことだ?
俺の会社についていくのか?と聞くと、昨日そう話たじゃないかという。
「・・・すまない、覚えてない」
「お坊ちゃん、ダメですね、約束よ?」
彼はそういった。
お坊ちゃん、そう、やっぱり昨日の店だ。
俺はその店でだけ、お坊ちゃまと呼ばれている。
そうか、会社に連れていくのか、でもゲイバーだぞ、なんでいたんだ?
まあ、仕方がない、支度をしていこうと彼にも言うと、朝飯はという。
向こうに行ってから、そういって急いで部屋を出た。
電車に乗った、よく切符が買えたなというと、何のことだという。
「切符、買ったんだろ?」
「non」
「お金は?無銭乗車?」
そんなことはしていないという、お金は払った。
そうなのか?
一応お金は持っているか聞くと、俺が払ったという。
そうか、俺か。
じゃあ、昨日のバーは?
ドルでいいと言われた。
ドルねー、はい、はい、切符を買ってやった。
やり方は?昨日やったから覚えているという。
俺は昨日の事は忘れてしまった、申し訳ないが、話してもらえないかと彼に、いきさつを聞いた。
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